インチキ評論家を追放してください
2003年3月14日
宇佐美 保
例によって、朝日ニュースターのパックインジャーナルにて、先々週(でしたっけ)インチキ経済評論家の紺谷典子氏が、不良債権に対する銀行への査察に関して、とんでもない発言をしていました。
紺谷氏曰く“銀行へ不良債権のチェックに来たのは、素人の役人で、それがマニュアル片手に、銀行の帳簿をチェックするのだから、役所が発表する銀行の不良債権高はいい加減だ!”
可笑しくはありませんか!?
何故こんなインチキ経済評論家の発言を、司会者、出席者たち排除しないのでしょうか?
このインチキさに気が付かないのですか?
銀行の帳簿がマニュアルをもってしても解読不能だとしたら、情報公開はなんの役に立つのですか?
私たちは、マニュアルを持った役人より素人ですよ。
そんな状態で、“銀行は情報公開したのであるから、あとは預金者の自己責任だ!”と言う事になるのですか?
帳簿、数字とは誰が見てもわかるように作るのが原則ですよ!
その道のプロ(「蛇の道は蛇」)しか判らない帳簿を作ってどうするのですか!?
そんな帳簿の存在を是認する、このインチキ経済評論家の紺谷典子氏を是非追放して下さい。
昨夜は、このインチキ評論家の片割れの森永卓郎氏が、テレビ朝日の「ニュースステーション」で、“今は、3%4%の高配当しているまっとうな会社が沢山ある”と発言していました。
嘘もいい加減にしてください。
日経平均利回りが、1.20%(予想)
日本で勝ち組の筆頭であるトヨタの配当が1%弱のこの状態です。
人気企業のソニーの配当は、0.58%ですよ。
日経平均がもっと下がって、3000円台になっても不思議ではありません。
アメリカ(DJIA)の平均利回りですら、2.74%ですから、アメリカだって未だ下がるかもしれません。
更には、インチキ評論家どもは、日本の株安を、竹中大臣、小泉首相の責任になすりつけようとしていますが、ここに掲げた、アメリカ、ドイツ、イギリスのこの6ヶ月の株価動向を見ても、日本同様に値下がりしているのです。
何故インチキ経済評論家はこの世界の動きを無視するのですか?
そんなインチキどもは追放して下さい!
過去1年の比較も掲げます。
ここ1年の株価推移 | ||
日経平均 | ダウ工業30 | FT100 |
インチキ評論家たちは、小泉首相、竹中大臣の影響が、世界的な株価下落につながったとでも言うのですか!?
更に驚く事には、元首相の橋本氏は“僕の時にこんなに株が下がったら、政権は30分も持たなかったろう”そして、古賀前幹事長は“この株価の下落は小泉政権の失政が原因だ”と語っているのです。
こんな政治家が日本をリードするのですから、国民は悲劇です。
そして、こんな政治家の提灯持ちをするインチキ評論家も哀れな存在です